| ■はじめに |
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われわれが外国で過ごす場合に最も気になる事柄の一つに健康の問題がありますが、幸いにタイの医療環境は概ね良好です。タイに長期滞在している日本人は25,000人あるいはそれ以上と言われており、タイを訪れる日本人旅行者も年間100万人を越えています。そのおかげもあって、日本と同じような感覚で生活ができ、病院にもかかれます。しかし日本の医療機関を受診している感覚でいると、診断や治療の進め方に戸惑いを感じたり、医師との間で誤解が生じたり、時には対応を誤ってしまうこともあるようです。ここではタイの医療事情について、日本との違いにも言及しながらご紹介したいと思います。
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1.タイの医療環境
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(1)医療施設のレベル
タイの医療環境は地域や医療施設によって大きく異なりますが、主要都市にある代表的な私立病院や公立基幹病院の特定領域の医療水準は概ね良好と言えます。
バンコクの代表的な私立総合病院の中にはわが国の大病院と比較しても遜色のない設備の病院が少なからずあり、医療先進国にて医学教育や研修を受けた優秀な医師が勤務しています。更に、わが国の医学部あるいは研修病院に留学経験のあるタイ人医師(日卒医*)や日本語通訳のスタッフが勤務している病院も幾つかあります。これらのタイを代表する病院を受診するのであれば、ほぼ満足しうる診療が期待できると思われます。出産や一般的な手術なども概ね安心して受けることができるでしょう。
また、主だった地方都市にはそれなりの私立病院があり、これらの病院でも概ね安心して治療が受けられるようです。しかし、時として日本人重症患者がバンコクや日本へ搬送されたという話も聞かれます。他方、過疎地の医療レベルは中央のそれと比較すると歴然とした差があり、軽症の場合を除いてあまり積極的な利用はお勧めできないようです。
公立病院の中でも中心的な基幹病院では領域によっては高度な医療が行われています。公立病院の安い医療費も魅力の一つかも知れません。しかし、公立病院の年間予算は決して十分とは言えず、医薬品等の使用にも制約があるようです。病院は終日タイ人患者で溢れ返り、外来受診はしばしば一日仕事になります。医師は短時間に多くの患者を診なければならず、一人一人の患者に十分な時間をかけられない状況です。これはタイの医師の数が少ない(人口当たりの医師はわが国の約1/5)ことも関係しています。また、医師の多くは英語を話しますが、他の病院スタッフは通常タイ語しか話せないため、事務手続き等に苦労することも多いようです。これらの点を考慮すると、日本人が公立病院を利用することはあまりお勧めできません。事実、長期滞在している日本人の多くは事情が許す限り私立病院を利用しています。
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日卒医*:
タイにはわが国の交換留学生制度により日本の医学部や病院で研鑽を積んだタイ人医師が数十名います。その中に日卒医と呼ばれるグループがあり、われわれがよく利用する病院でも診療をおこなっています。日本語が堪能であり、しかも親身になって対応してくれるので、日本人の間でも頼りにされています。
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(2)医療機関の受診のしかた
既に述べましたが、われわれ日本人が医療機関を受診するとすれば、代表的な私立総合病院や日卒医のクリニックなどを利用するのが良いでしょう。私立病院の医療費は割高ではあるものの、スタッフの対応は親切で、清潔かつ快適な診療スペースでゆったりと診察を受けることができます。更に日卒医や日本語通訳の担当者が勤務している病院であれば、日本語で診察を受けることも可能となります。
ただし、受診の際に留意しておきたい事柄の一つにタイでは未だインフォームド・コンセントの概念が十分には浸透していないということがあります。時として医師の説明不足のために患者側が納得できなかったり、誤解を生じることもあり、医務官に相談の電話が寄せられることもあります。もしも診断や治療の進め方などに疑問を感じた場合には十分な説明を求めるべきであり、患者自らが積極的に疑問を解決していく姿勢が必要となります。タイの医学界は米国指向が強く、通常は米国流の診断・治療が行われています。日本のやり方と違うということで、不安や戸惑いを覚えることもあるようです。
しかしながら、説明を受けても不安や不満が解決できない場合には、他の専門医を受診して、意見(セカンド・オピニオン)を聞くことも選択肢の一つであろうと思われます。
なお、タイの医療費は一定の枠内で自由に料金を設定できるシステムになっているので、「病院によって治療費が随分違うのではないか?」といった質問を受けることがありますが、バンコクを代表する幾つかの私立病院の医療費を比較した範囲では、病院間あるいは同じ病院内の医師の間において多少の違いはあるものの、大きな違いはないようです。
何れにせよ、一流の私立病院にてハイレベルの医療を受けたいなら、渡航前に海外旅行傷害保険あるいはそれに準じるものに加入しておくに限ります。タイでもタイ在住者を対象とした私的医療保険が販売されています。この保険も選択肢の一つかも知れません。
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【救急診療】
緊急治療が必要となったら、代表的な私立総合病院の救急外来を受診するのが良いでしょう。これらの病院の救急医療のレベルは概ね良好です。受診の際にはあらかじめ連絡しておいてから出向く方が良いのですが、通常救急部門は24時間体制をとっているので、予約をしていなくても受診できます。ただし、受診時に海外旅行傷害保険の証書、クレジットカード、現金といった支払能力を示すものの提示が求められます。支払い能力がないと判断された場合には診察を拒否されることになるでしょう。
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【救急車の利用】
救急車を必要とする事態が生じたら、直接受診しようと思う私立総合病院に電話をして、救急車による搬送を依頼するのが良いでしょう。大方の私立病院は救急車を所有しています。バンコク・ジェネラル病院のように、オートバイで先に看護士を現場に急行させ、看護士と救急担当医とが連絡を取り合って現場で初期治療を開始するといった、交通渋滞に対応したシステムをもっている病院もあります。救急車の使用料は病院により異なり、有料のところもあれば無料のところもあり、距離によって料金を段階的に決めている病院もあります。有料の場合、料金は10〜20米ドルといったところのようです。
政府は日本のような公的救急車の運用システムを作ろうとしているようですが、未だ十分には機能してはいません。したがって、患者を病院に運ぶ必要が生じると、タイ人は先ずタクシーや自家用車などによる搬送を考えるようです。交通渋滞が日常化しているバンコクで救急車を呼ぶということは、救急車の現場到着までの時間分だけ病院到着が遅れるとも言えるので、タクシーや自家用車の利用も確かに一つの選択肢でしょう。
交通警察に連絡して救急車を廻してもらったり、交通情報専門のFM放送局に連絡してボランティア団体の救急車を呼んでもらうことなども行われているようですが、われわれがそれらを利用することは困難であり、その場合には警察病院やその他の公立病院に搬送されることにもなるので、日本人にお勧めできる方法とは言えません。
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(3)タイの医薬品
タイで使用されている医薬品には、タイ資本の製薬会社の製品と欧米や日本などの外資系の製薬会社[40社以上]の製品(輸入品および現地生産品)とがあります。医薬品の種類は比較的豊富です。日本と同じ含有量の製品が入手できるとは限りませんが、一般的な医薬品については概ね入手できると言えるでしょう。
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【品質】
タイ国産の医薬品の中にも品質の良いものはありますが、粗悪品が少なからずあると言われています。タイでは医薬品の製造・販売が容易に認可されることもあって、売れ筋の医薬品には類似品が多く、中には成分の原末の原価を下回っている粗悪品も売られているとのことです。有名外資系メーカーの製品を購入するのが無難です。
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【入手方法】
タイにおいても医薬品の入手は医師に処方してもらうのが原則です。ところが、本来は医師の処方箋を必要とする医薬品であっても、多くは処方箋がなくても薬局で簡単に買えます。タイでは諸外国よりも薬局の医薬品売上高の割合が高くなっていますが、これは多くの人が病院ではなく薬局から医薬品を購入しているということを意味しています。しかし、安易な薬局での購入は、適切な選択ができない可能性があるのみならず、含有量、品質、有効期限などの確認が難しいといった問題もあります。薬の入手に際しては、必ず医師の診察を受け、医師に処方をしてもらうようにして下さい。
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【その他の注意点】
タイで流通している錠剤の成分含有量は日本のものより多くなっているものが多いようです。ただし病状によって適量は違ってきますから、絶対に自分勝手に調節しないで下さい。処方された錠剤が大きすぎる、色が派手すぎるといった印象を持たれるかも知れませんが、タイ人は大きくてカラフルな錠剤を好むということです。なお、タイでは散剤(粉薬)や坐薬は好まれないので余り流通していません。湿布薬についても製品の種類が限られており、価格も相対的に高いようです。したがって、これらの医薬品を常用している場合には日本から持参する方が良いかも知れません。ただし、大量の医薬品を持ち込むと通関の際に問題にされることもあり注意が必要です。1カ月あるいはそれ以下の量ならば、通関の際に医師の診断書[英文]を提示すれば持ち込めるようです。
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(4)予防接種
タイで生活する際にまず考慮すべき予防接種は、成人ではA型肝炎、B型肝炎、破傷風です。日本脳炎、狂犬病、腸チフス、インフルエンザなども重要ですが、これらは現地の流行の状態あるいは流行地への往来の有無、生活環境や個人の生活様式などによって重要度が異なりますから、タイの事情に詳しい医師と相談の上、その是非を決めて下さい。
タイの「小児の定期予防接種スケジュール」は日本のそれとは若干異なるので、滞在期間などを考慮して、日本のスケジュールに準じて行うか、タイのそれに準じて行うかを決める必要があります。少なくともわが国の定期接種の項目である三種混合(DPT)、BCG、ポリオ、麻疹、風疹、日本脳炎については必ず所定の回数は受けるようにして下さい。なお、タイではムンプスや水痘の流行もみられているので、できればこれらの予防接種も受けておいた方が良いでしょう。B型肝炎、インフルエンザ、A型肝炎、狂犬病、腸チフスなどの予防接種については医師と相談した上で決めるようにして下さい。
これらの予防接種はわれわれ日本人がよく利用している代表的な私立総合病院であれば接種できるはずです。ただし、現地生活の早い時期から免疫能を獲得しておきたいこと、万が一、予防接種事故が起きた場合の補償などを考慮すると、可能なものについては予め日本で受けておきたいものです。また、追加免疫などを一時帰国などの機会を利用して日本で受けることができるようであれば、是非ともその機会を利用したいものです。
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【ワクチンの品質】
代表的な私立病院では、欧米または日本から輸入したワクチンを使用しているので、品質面の問題はまずありません。また、最近では、多くの私立病院で従来型の三種混合(DPT)ワクチンとともに改良型の沈降精製三種混合ワクチン(DTaP)も接種できるようになりました。
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2.タイで注意が必要な病気
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(1)蚊により媒介される病気
●デング熱・デング出血熱
主として雨季(5月〜10月)に流行がみられています。また、3〜5年周期の流行もみられているようです。年によって患者数は変動するものの、保健省に登録されている年間の患者数はタイ全体で約10万人、バンコクで約8千人です。もっとも、実際のタイの患者数は年間20万人以上であろうといわれています。日本人も罹患していますが、重症例はほとんどみられていません。
●マラリア
流行のピークは5〜10月の雨季ですが、10〜1月にも小流行がみられます。実際の患者数は年間10万人前後と推測されています。ミャンマーおよびカンボディアとの国境周辺が汚染地帯です。これらの地域に出かける場合は、予め専門医にマラリアの予防内服の必要性について相談してから出かけて下さい。患者数は80年代半ばから年々減少し、10年間で約1/6に減少しましたが、この3〜4年は漸増に転じており、今後も注意が必要です。バンコクなどの都市部で感染する可能性はまずありません。
●日本脳炎
タイ北部などで流行がみられていますが、近年の予防接種の普及により患者数は減少してきています。流行の時期はやはり5〜10月の雨季です。以前はバンコク近郊の農村部においても散発的にみられていましたが、最近は報告されていません。バンコク市内の感染はまず考えられません。
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(2)経口感染の病気
●細菌性食中毒
食中毒はタイで最も多い病気の一つです。原因菌としてはサルモネラ、腸炎ビブリオ、プレジオモナスなどがその代表ですが、その他にも大腸菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌なども原因菌として重要です。生もの(とくに魚介類)は極力控え熱を通してから食べる、調理した後はすみやかに食べる、調理場や食器類などは乾燥させておく、外食の場合には衛生的な飲食店を選ぶといった注意が必要です。
●赤痢・アメーバ赤痢
保健省に登録されている赤痢とアメーバ赤痢の合計患者数は毎年約5万人です。バンコクの登録患者数は年間約450人です。タイの赤痢は近年弱毒化の傾向にあり、比較的軽症例の割合が増えてきていると言われていますが、バンコク滞在の日本人にもみられており、バンコクにおいても感染のリスクはあるようです。
●腸チフス・パラチフス
登録患者数は年間約1万〜1万4千人、バンコクのそれは約250人です。時に日本人の患者も認められるようですが、いずれもインドなどの汚染地帯に旅行した後の発症のようです。バンコクで普通の生活をしている限りは感染のリスクは低いと考えて良いでしょう。
●コレラ
政府の公式見解としてはタイにはコレラの流行はないことになっています。ただし保健省に報告されていない散発例はあるようで、バンコクの私立病院でもまれに日本人のコレラ患者を経験するそうです。いずれも地方を旅行中に感染したと考えられるようであり、バンコクにおける感染のリスクはまず無いと言って良いようです。
●寄生虫症
バンコクで通常の生活を送っている限りは感染のリスクはあまり高くないでしょう。
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(3)HIV感染症・エイズ
2000年末現在のタイのHIV感染者・エイズ患者は100万人とも120万人とも言われています。これは全人口の約2%が感染者であることを意味していますが、徴兵候補者(21歳時)の98年の陽性率が1.9%、妊婦検診のそれが1.5%という調査結果からも、この数字の信憑性はかなり高いと思われます。因みに98年調査時のいわゆる売春婦の陽性率は21%、麻薬常用者のそれは47%であったとも報告されています。タイのHIV感染症が爆発的に増加した80年代後半から90年代前半にかけては、マスコミが積極的に取り上げたこともあって、日本人の間でも注目を集めていましたが、近年コントロールされつつあるということもあって、関心が薄らいできているように思われます。しかし、決して制圧できた訳ではなく、今後もしばらくは、タイのHIV感染者数は増加し続けると予測されています。しかもタイのHIVウイルスの大部分は“HIVT型・サブタイプE”ですが、これは感染力の強い型とも言われています。タイは性産業の盛んな土地柄であり、誘惑の多い所でもあります。タイ在住日本人のHIV感染者・患者も確認されていることでもあり、何よりも予防のための正しい知識の理解、慎重かつ節度ある行動が要求されています。
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(4)その他の病気
●かぜ・インフルエンザ
タイでもインフルエンザはバンコクをはじめ全土でみられています。とりわけ10月から翌年1月にかけて気温の下がる乾季に流行がみられます。この時期はいわゆる「かぜ」にもかかりやすく、しかも治りにくい傾向にあります。
●B型肝炎
タイのB型肝炎ウイルスキャリアの割合は高く、人口当たりのキャリアは日本の約10倍です。輸血用血液の検査システムにはまず問題なく、やはり性感染症としての感染ルートが最も重要となっています。
●狂犬病
タイでは、イヌ狂犬病は年間約千件、ヒト狂犬病は年間約70件が登録されています。バンコクでも、イヌ狂犬病は年間400件前後、ヒト狂犬病は数件が登録されています。万一、素性の定かでない犬に咬まれた場合には狂犬病ワクチンによる暴露後免疫が必要であり、すみやかに医療機関を受診する必要があります。
●交通事故
タイは交通事故件数も交通事故死も非常に多く、保健省の統計によると96年の交通事故による死亡者は16,792人(このうち自動車事故による死亡は16,268人)です。人口10万当たりの交通事故死は50.5人で、わが国の5倍強です。常日頃から交通事故を回避するための注意が求められています。
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3.日常生活上の注意
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(1)飲料水
タイの上水道設備は概ね良好で、浄水場から送り出されている水質は一定の基準を満たしているはずです。しかし、水道の配管の不備等により汚水が混入したり、建物の屋上に設置されている貯水タンクが汚染源になって、実際に水道の蛇口から出てくる水は必ずしも良質とは限りません。日本人が居住しているアパートの水道水から大腸菌が検出されることも時としてあります。したがって、水道水をそのまま飲料水として用いることは避けた方が良いと思われます。飲料水としては、水道水を煮沸したもの、あるいはミネラル・ウォーターやドリンキング・ウォーター**などを使用するのが良いでしょう。日本や欧米製の濾過器もいろいろと販売されており、これらも上手に使うと有用です。
(2)皮膚の手入れ
タイは高温多湿であり、汗をかきやすいこともあって、皮膚化膿症になりやすいと言えます。虫さされやすり傷などもしばしば化膿してしまいます。日本にいた時よりも更にこまめな消毒や肌着の着替えやシャワーなどを心がけたいものです。
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ドリンキング・ウォーター**:
水道水や地下水をろ過および殺菌処理し、容器に詰めたものがスーパー・マーケットなどで販売されています。安価なこともあって、広く利用されています。
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■おわりに
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タイの医療事情についてご説明しましたが、意図した通りに伝えることができたかどうか多少気になりますし、医療を取り巻く環境は流動的ですから、遠からずここの説明と異なる状況になることは避けられないとも思います。健康的な生活を送るためには、自分の健康は自分で守るという立場で、日頃より積極的に最新の医療情報を収集し、吟味していくことが望まれます。この拙文はあくまでもその一部として利用していただき、タイの生活をより快適に過ごしていただくことができればと思います。
なお、在タイ日本国大使館のホームページ(http://embjp-th.org)でもタイの医療情報をお伝えしています。
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表--主な医療機関〔私立病院〕
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