| 2.ランブル鞭毛症 Giardia intestinalis, Giardia lamblia | |
| 症状は軽度であるが 、輸入寄生虫症のなかで最も普通に見られるものである。
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| 【事例】 | 29歳男性。ネパールに2年半滞在していた。帰国後、健康診断を受けたところ、糞便からランブル鞭 毛虫が検出された。特に気になる症状はなかったが、医師からメトロニダゾール Metoronidazole(1回1 錠、1日4回、7日間)を投与され服用した。治療後、おならの回数とにおいが減ったことに気付いた。 |
| 【感染リスク】 | 感染者の糞便に出現する嚢子形虫体を経口摂取することで感染する。この虫は世界中に分布するが、 水の少ない地域で感染者が多い傾向がある。水や食料から感染する疾患 Food and borne disease の1つ で、日本も水道汚染による集団発生が報告されている。飲食物を介さない直接感染も可能で、合衆国から 託児所で流行しているとの報告が出されている。 |
| 【症状と診断】 | 成人の感染症は大部分が無症状である。比較的多い症状は腹部膨張感や軟便である。乳児が感染する と、小腸上部に多数の栄養形虫体が吸着して、腸の吸収機能が障害される。このため脂肪便や吸収不良など の症状を呈する。患者の糞便から嚢子形虫体を検出することで診断する。メトロニダゾールが有効である。 |
| 培養と同定: | 嚢子からの培養は難しい。通常は検鏡で診断するが、特に問題となる点はない。図1を参照。 |
![]() 図6 ランブル鞭毛虫(栄養型)10〜20μm大 :十二指腸粘膜に付着して、分裂増殖する。 | |
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